王国の恋物語 7
その夜、彼女は病院のICUで病人と奥様に囲まれ同じ部屋で寝ることになった。病室といっても中はホテルのスイートルームのような内装で、入口には応接のテーブルとソファーが備えてある。
翌朝WAで彼女に連絡を入れた。
自分: Good morning ♡
彼女: Morning
自分:Where are you.
How is it going on ?
彼女:I'm still at hospital
Where are you ?
自分:I'm at home
その後どうなっているのか心配になり、午後になってからWAで連絡を入れてみた。
自分:Where are you honey ?
彼女:I'm still at hospital
Can't go back home
Because he calls many time asking me to come again
一度、家に戻ったのだが、King が頻繁に連絡してきて、また病院に戻ったらしい。
その後直ぐに病人の様態が急変した。
彼女:He just got attack !
So I must take care of him
自分:Understood. Now he is in critical situation ya ?
I miss you ...
彼女:I miss you too oney
King は呼吸困難に陥いったものの何とか回復し、その後酸素吸入マスクを付けながら昏睡したようだ。
その夜も彼女は病院に泊まった。彼女には King を全力で看病する理由があった。後で聞かされたのだが、彼が関与する数件の大型プロジェクトの交渉権をもらい、各方面の要人たちとの折衝と契約にいたるまで、絶大な影響力と潤沢な資金力でバックアップしてもらっていた。
翌10月13日の朝、彼女からWAで連絡が入った
彼女:Hi honey
I'm at Governors office for meeting now
自分:Are you OK honey ?
彼女:No Sleepy
自分:How long will it take ?
Anyway do your best my sweet
彼女:OK honey
Wish me luck
自分:God loves you my sweet !
重要なプロジェクトが何件か進行中のため、容赦なく要人たちとのアポイントメントが入ってくる。ここ数日殆ど睡眠をとれない状況でも、ミーティング前には重要書類に目を通しポイントを頭に刻み込む必要があった。
次回に続く
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